この記事は「髪の広がりを抑えてツヤを出したい」「朝のスタイリングをもっと時短にしたい」と願うすべての男女に向けたヘアオイル総合ガイドです。
美容室専売のKERASTASEやELUJUDA、話題のLOA THE OILやPROMILLE OILなど、編集部が厳選した最新人気ブランドを中心に、効果・選び方・使い方まで網羅的に解説します。
これ一つで自分にぴったりのオイルが見つかり、明日からのヘアケアがぐっと楽しくなるはずです。
ヘアオイルがおすすめな理由と期待できる効果
ヘアオイルは髪表面に薄いオイル膜を形成し、水分蒸散を防ぎながらキューティクルをコーティングすることでツヤと手触りを同時に向上させます。
ELUJUDA FOオイルは髪に適度なコシを与える毛髪補修成分・油溶性PPT※を配合。毛髪内部のタンパク密度を高めて補修し、コシが弱い髪質でもしなやかで動かしやすい状態に整えます。※イソステアロイル加水分解シルク
SUBLIMICワンダーシールドは植物由来スクワランが髪を柔らかくし、紫外線や大気汚染による酸化ストレスから守ります。
さらにIAUやFLOWDIAのオイルCMC補修は、ダメージ部分の補修・枝毛・切れ毛予防に貢献します。
毎日のアウトバストリートメントとして使うことで、サロン帰りの質感を自宅で再現できるのが最大の魅力です。
「ヘアオイル」と「トリートメント」の違いを美容成分で比較
どちらも髪を補修するアイテムですが、役割と成分アプローチが異なります。
ヘアトリートメントは主に内部補修を目的とし、加水分解ケラチンやセラミドなど水溶性成分が多め。
一方ヘアオイルは表面コートと外的ダメージのブロックが主眼で、脂溶性の植物油やエステルオイルが中心。
KERASTASE『ユイルスブリムN』はアルガンオイル、ツバキ花エキス、カメリアオイル、マイズオイル(トウモロコシ油)、パラカシーオイル、モツヤクジュ樹脂エキスなどの希少な植物オイルとエモリエント成分配合し、髪にツヤ・うるおいを与え、まとまり・しなやかさ・柔らかさを高めます。ESTANDARDのオイルは16種の国産ボタニカルオイルで髪、肌、自然環境に優しいを追求しています。
用途を理解して使い分けることで、補修×保護の相乗効果が得られます。
項目 | ヘアオイル | ヘアトリートメント |
---|---|---|
主成分 | アルガン油・シリコーン・スクワラン | 加水分解タンパク・セラミド |
目的 | 表面コート・ツヤ出し・熱/UV保護 | 内部補修・保湿・栄養補給 |
適した使用タイミング | ドライヤー前後・スタイリング | シャンプー後のインバス |
ダメージヘアをリペアする補修メカニズムを分析
毛髪はケラチンタンパクの鎖が何層にも重なった構造で、カラーやパーマでシスチン結合が切断されると空洞化(CMC流出)が進みます。
OLAPLEX No.7は特許成分『ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコール』が切れたS-S結合を再架橋し、強度を回復。
SINNPURUTEの『オイルセラム』はナノ化ケラチンが欠損部にフィラーのように埋まり、表面をシクロペンタシロキサンが瞬時にシール。
これにより指通りはもちろん、髪内部の“折れグセ”まで補整し、うねりを根本からリセットします。
- ケラチン再架橋:OLAPLEX、IPSCISS
- ナノフィラー補修:SINNPURUTE、NOTTO
- キューティクル瞬間シール:PROMILLE OIL、MIINCURL
乾燥・パサつき・くせ毛にオイルが効く理由
くせ毛やパサつきは空気中の湿気を毛髪が吸排出する際に起こる膨張収縮が原因です。
Maison Orchideeのグロスオイルは、オーキッドエキス(蘭エキス)、アルガンオイル、ホホバオイルなどが髪に潤いを与えます。
UTAUのリッチオイルセラムは肌と髪をなめらかに整える8種の植物オイルを配合。様々なシチュエーションで使用できるマルチ美容オイルです。
SINNPURUTEやRefaのロックオイルは熱や摩擦ダメージから髪を保護、理想のカタチ、ダメージ補修に磨きをかけます。
オイルの疎水性と膜形成力が、乾燥と湿気という相反する環境変化から髪を守り、理想のまとまりを維持するカギとなるのです。
- 全身に使える多様オイル:Maison Orchidee、LOA THE OIL
- 水分保持力UP:UTAU、SPRINAGE
- 熱硬化バリア:Refa、SINNPURUTE
失敗しないヘアオイルの選び方|美容師が徹底解説
数えきれないほどのヘアオイルが店頭やECに並ぶ今、プロの美容師も驚くほど選択肢が多彩です。
KERASTASEやOLAPLEXといったハイエンドから、PROMILLE OILやSPRINAGEのナチュラル系、そしてドラッグストアで手に入るMIINCURLやNINEまで価格帯も処方も千差万別。
ここでは「髪質」「テクスチャー」「香り」「コスパ」という4大視点で失敗しない選び方を徹底解説します。
自分に合わないオイルを使うとベタつきや乾燥悪化の原因になるため、スペック表を読み解く目を養うことが大切です。
髪質別おすすめ成分リスト|アルガン・あんず油・ゆず油など植物性オイル
細毛や猫っ毛には軽やかなアルガン油主体のLOA THE OILやESTANDARDを推奨します。
一方で硬毛・ハイダメージ毛なら、あんず油とバオバブ油を高配合したIAUやUTAUのような高保湿設計がマッチ。
くせ毛・広がりが気になる場合は、ゆず油を中心にγ‐ドコサラクトンを組み合わせたSINNPURUTEやNOTTOが水分バランスを整え、うねりを穏やかにします。
植物オイルは分子量が大きすぎると髪内部に浸透しにくい欠点もあるため、ナノ乳化処理が施されているかを成分表でチェックすることが重要です。
- 細毛・軟毛:アルガン油(LOA THE OIL/ESTANDARD)
- 硬毛・ハイダメージ:あんず油+バオバブ油(IAU/UTAU)
- くせ毛・湿気対策:ヒートアクティブ成分エルカラクトン(SINNPURUTE)
モイスト/ライト/ディープ テクスチャー別にチェック
ヘアオイルの粘度は製品ごとに大きく異なり、狙う質感に直結します。
ライトタイプは水のようにサラサラで重ねてもベタつきにくく、ELUJUDAやMaison Orchideeが代表格。
まとまり重視のモイストタイプはNINEのマルチスタイリングオイルやSUBLIMICエアリーフローシアーオイルが秀逸で、夜塗布しても朝までしっとり感が続きます。
さらにディープタイプはアルタイムやOLAPLEX No.7のようにダメージホールへじっくり浸透する高濃度設計で、ブリーチ毛の救世主。
自分の髪の太さとダメージレベルを客観視し、テクスチャーを選ぶだけで仕上がりは劇的に変わります。
タイプ | 代表製品 | 推奨髪質 |
---|---|---|
ライト | ELUJUDA/Maison Orchidee | 細毛・ベタつきやすい髪 |
モイスト | NINE/SUBLIMIC | 普通毛・乾燥毛 |
ディープ | アルタイム/OLAPLEX No.7 | 硬毛・ハイダメージ |
匂い・香りの選び方|人気のフローラル〜ムスク系
香りは使用満足度を大きく左右するため、トップノートとラストノートの変化を理解しておきましょう。
フローラル好きならローズ&ピオニーが香るAVEDA『ドライレメディ』やUTAU『オイルセラム』が長時間ふんわり続きます。
ムスク・アンバー系の落ち着いた香調を求めるならPROMILLE OILやRefa『ロックオイル』が人気で、オフィスでも使いやすい微香設計。
一方、シトラスやハーブ系の爽やか路線はsoelやSINNPURUTEが得意領域です。
テスターが無いEC購入時は、同ブランドのシャンプーラインの香りを参考にするとイメージがブレにくくおすすめです。
- フローラル:AVEDA/UTAU
- ムスク・アンバー:PROMILLE OIL/Refa/LOA:ブランシュ
- シトラス・ハーブ:soel/SINNPURUTE
ここからは「ドライヤー前に使いたい」「スタイリングの束感が欲しい」「とにかく良い香りをまといたい」など具体的なシーン別にぴったりハマるヘアオイルを12本ピックアップ。
KERASTASEやELUJUDAなどのプロ定番から、SNSバズ中のLOA THE OILやPROMILLE OILまで、保湿力・ツヤ感・香り持続・スタイリング力をランキング形式で紹介します。
各アイテムの特徴を抑えれば、明日からのヘアケアルーティンが劇的にアップデートされるはずです。
ミルボン エルジューダEX|プロも愛用のプレミアム補修力
エルジューダEXは、髪内部から補修する「Wリペアケラチン」の配合、継続使用によるまとまりの向上、そしてヘアカラーの色持ちをサポートする点が特徴。
さらに高配合されたケラチンが髪の内部に浸透することで、継続的に使用するほど髪のまとまりが良くなります。
エクストラリペアを使用することで、洗髪時の髪の褪色を抑制し、ヘアカラーの色味を長く保つことをサポートします。
- 補修成分:Wリペアケラチン・スムージングオイル
- 香り:最初はカシス、アップル、シトラスのみずみずしい香りが広がり、最後は、アンバー、サンダルウッド、ムスクなやわらかな香りに変化
- おすすめ髪質:硬毛・ハイダメージ
ケラスターゼ ユイルスブリムN|No.1売れ筋のサロン専売品
ユイルスブリムNはしなやかさ・ツヤ・まとまり・保湿力」が最大の特徴で、熱・紫外線・乾燥などから髪を守る高機能オイル。
乾燥やダメージが気になる方はもちろん、特にカラーヘアの方におすすめなヘアケアシリーズ。
香りは、神秘的なフローラルシプレ系(ベルガモット・フリージア・ムスク・ウッディ)。
仕上がりは“しっとりツヤツヤ”なのにベタつかず、サロン帰りの質感を自宅で再現できるとリピート率が群を抜いています。
特にパサつきの強いロングヘアとの相性◎。
容量 | 定価 | 1回目安 | 1回コスト |
---|---|---|---|
100mL | 4,950円 | 0.5mL | 約24円 |
モロッカンオイル トリートメント|ツヤ髪をキープする定番
世界的ベストセラーのモロッカンオイルは、ビタミンE豊富な100%モロッコ産アルガン油が主役。
重めテクスチャーながら驚くほど浸透が速く、塗布直後からしっとりまとまり、乾かすとサラサラに変化する二段階仕上げが魅力です。
バニラムスクの甘い香りは好き嫌いが分かれますが、海外セレブのようなリッチな残り香を求める人にはたまりません。
カラー褪色を防ぐ抗酸化作用も強く、ブリーチ毛の黄ばみを抑えたい人にもおすすめ。
- 主成分:アルガンオイル
- 質感:ディープリペア系
- 香り:バニラムスク
トラックオイルNo.3|ツヤ感といい匂いを両立
トラックオイルNo.3はホホバ・オリーブ・ヒマワリなど9種の植物オイルを黄金比率で調合し、SNSで“天使の輪が爆誕する”と話題に。
柑橘とウッディをミックスしたシトラスフローラルの香りは、香水いらずのしっかり発香タイプ。
粘度は高めですが、手のひらで体温と混ざるとスッと軽くなり、スタイリングオイルとしても優秀。
束感と濡れツヤを同時に出したい外ハネボブやパーマスタイルにベストマッチします。
フィーノ プレミアムタッチセラムオイル|ドラッグストア最強コスパ
1,500円内で手に入るフィーノセラムオイルは、ダメージサーチ機能がわずかな傷みを探して補修し、濃密Wオイルの黄金比配合が、キューティクルを整えながらコーティング。ダメージバリア機能が、日中・ドライヤー時・就寝時など、様々なシーンでの熱や摩擦ダメージから髪を守ります。
美容液成分98%配合で「手ぐしが止まらないとぅる髪」へ。香りは上品で心地よい、透明感のあるグレースフローラルの香り。
uka ヘアオイル レイニーウォーク|湿気対策でストレート長持ち
梅雨時期の救世主として名高いuka『レイニーウォーク』は、広がり、うねる髪を湿気から守ります。さらっと軽めのオイルが広がり、うねりの気になる髪をしっとりまとめ、美しいつやを与えます。レモンやユーカリミントの爽やかな香りが雨の日のブルーな気分をリフレッシュ。アサイーオイル・モリンガオイル配合。髪の主成分であるアミノ酸、ビタミン等の栄養素を豊富に含み、ベタつかずさらりとなじみがよいオイル。
ロレアルパリ エルセーヴEXオイル|パサつきを徹底リペア
ドラッグストアで手軽に購入できるロレアルパリ『エルセーヴEXオイル』は、6種類のフラワーオイルがハイライトやアイロンで傷んだ髪をしなやかに包み込みます。
シクロペンタシロキサンが揮発した後に残るエステルオイルがキューティクルを点着するため、重くないのに毛先までツヤが戻るのが特徴です。
フローラルブーケの甘さの中にアンバーが効いた香りは、市販品とは思えない高級感。
夜寝る前に2プッシュ塗布すると、翌朝のブラッシングで絡まりがなくなり、忙しい朝を時短できます。
- 主な植物油:ロータス・ティアレ・カモミール
- おすすめ髪質:普通毛〜乾燥毛
- 香り:フローラルブーケ
NiNE マルチスタイリングオイル|植物由来で頭皮にもマルチケア
Nileは植物由来成分98%以上で肌にも使える肌にも髪にも優しいのが特徴です。油臭さが少なく、さらりとした使用感で、髪の保湿とパサつき保護に加えて、トレンドのウェットな質感やナチュラルな束感を演出します。ライトとリッチの2種類があり、ライトは軽やかなツヤと細やかな束感、リッチは重厚感のあるツヤとしっかりした束感を出すことに特化しています。
いち髪 和草ダメージケアオイル|ジャパンブランドの植物性ケア
和草成分を抱え込んだとろみオイルがハイダメージをねらってスピーディに浸透、補修。こっくりしたオイルでサラっと軽い毛先までつややかな髪へ。浸透サポートダメージリペア成分配合。湿気で髪が広がりにくい「湿気コントロール」、紫外線から髪を守るUVカット。みずみずしく可憐な山桜満開の香り
サロンクオリティのしっとり感を自宅で再現できます。
モイストダイアン パーフェクトビューティーEX|コスパNo.1補修力
税抜1,400円台ながら、毛髪補修成分のシルクプロテインとアルガンオイルをダブルで配合。「プラチナケラチン」が特上のうるおい補修でプラチナのように輝く艶髪へ。オーガニックアルガンオイルと独自のビューティーケラチン処方でダメージを補修。
アイロン熱でオイル成分を髪と結合させるため、巻き髪スタイルの持続力が格段にUPします。
甘くとろけるホワイトフローラルの香りは男女問わずウケが良く、デート前の香り仕込みにも◎。
詰め替え用があるのでランニングコストがさらに下がり、学生やファミリー層から圧倒的支持を集めています。
BEAUTYセラムオイル|注目の新作をレビュー
2025年春にローンチされたばかりの『BEAUTYセラムオイル』は、韓国コスメ発想の“水分×油分二層式”。
使う直前にシェイクすると、低分子ヒアルロン酸を含むウォーターベースが髪内部に水分を届け、上層のマカデミアナッツ油がフタをする新感覚です。
ギャラクシーフローラルと名付けられた香りは、トップのピーチがフェードするとムスク&アンバーが現れる三段階変化。
メンズ向けおすすめヘアオイルBEST5|スタイリングもケアもこれ1本
男性のヘアオイル選びで重要なのは「ツヤを出し過ぎずにベタつかせない」「セット力を保ちつつ髪と頭皮をケアする」という二律背反のニーズを満たすことです。
PROMILLE OILやRefaロックオイルライトのように適度なホールドを持つ製品なら、ワックスやジェルほど固めず自然な動きを演出できます。
一方、NOTTOやsoelは皮脂バランスを整えるティーツリー油を配合し、夕方の頭皮ニオイもケア。
メンズが求める「ツヤ感」と「ヘアセット」性能のバランス
ビジネスシーンでは控えめなツヤと立体感が求められます。
Refaロックオイルライトはγ‐ドコサラクトンが熱で固まることで、ドライヤー仕上げだけでキープ力を発揮し、ツヤはセミマット。
ELUJUDA MOはスキンケア発想のスクワランが軽さと潤いを両立させ、朝のスタイリング後も帽子を脱げば形状記憶。
NINEマルチオイルリッチはヒマワリ種子油でナチュラルなツヤをプラスし、手ぐしで再整形できる柔軟さが魅力です。
- セミマット×高キープ:Refa ロックオイルライト
- ナチュラルツヤ×形状記憶:ELUJUDA MO
- 濡れ感束スタイル:NINE マルチオイルリッチ
匂い控えめ&ロック力重視のアイテム3選
香りが強いとオフィスやジムで浮きがちな男性には、微香もしくは無香タイプが最適です。
1) KERASTASE『オム キャピタルフォース オイル』はシトラスが5分で飛ぶ設計で、セイヨウイラクサエキスが皮脂酸化を抑制。
2) IPSCISS『ストイックオイル』は無香料ながらスタイリング硬化ポリマーを配合し、ワックス級のホールド。
3) MONOQU『オールデイキープオイル』はユーカリの微香で数秒後にほぼ無臭、セット力はハードジェル相当で前髪もヨレません。
パーマ・くせ毛を活かすマルチオイル2選
くせ毛やパーマヘアには束感とリッジを際立たせる重さが必要です。
PROMILLE OILはシア脂とアーモンド油がウェーブをしっかりコーティングし、グリースほどのウエット感を演出。
UTAUリッチセラムはパーマの乾燥を防ぐマカデミアナッツ油主体で、指先で揉み込むだけでリッジが復活。
両製品ともシャンプー2回でスムーズに落ちるため頭皮負担も最小限です。
ドライヤー&アイロンの熱ダメージを抑えるヒートケアオイル
高温スタイリングを多用するメンズは、ヒートプロテクト成分入りを選ぶだけで未来の抜け毛リスクを下げられます。
LOA THE OILはヒートプロテクト効果でドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を保護し、ダメージを最小限に抑えます
OLAPLEX no.7は超濃厚処方でありながら、重さを感じさせないアウトバスオイルです。ダメージ補修、スタイリング、保護を兼ね備えたオールインワンタイプで、ツヤや柔らかさを与え、鮮やかなヘアカラーを演出します。また、日々のドライヤーやアイロンによる熱ダメージをケアします。
毎朝アイロンで前髪を流す人はこの2本でキューティクル破壊を未然に防ぎましょう。
シーン別おすすめヘアオイル|ドライヤー前・スタイリング・いい匂い
ヘアオイルは“いつ塗るか”で得られる効果が大きく変わります。
ドライヤー前に塗布すれば熱保護と保湿、スタイリング時に使えば束感とツヤ、外出前の首筋や毛先に香り付けすればフレグランスとしても機能。
ELUJUDA、KERASTASE、LOA THE OIL、Maison Orchidee、PROMILLE OILなど人気ブランドから最適な一本を選べる早見ガイドを作成しました。
自分のルーティンに合ったタイミングで使い分け、ワンランク上の仕上がりを狙いましょう。
ドライヤー前に使うアウトバストリートメントオイル
ドライヤー前には、揮発性シリコーンで伸びが良く、ヒートプロテクト成分を含む“軽やか密着系”が最適です。
KERASTASE『ユイルスブリムN』はマルラ油と熱反応セラミドが熱から髪を守り、水分蒸散を大幅カット。
SINNPURUTE『マルチベネフィットオイル 』は髪や肌にすっとなじむ。
浸透性にすぐれたオイルと美容成分を厳選。
IAU『セラムオイル』はCMC補修リピッドが毛先のパサつきを抑え、ドライ後はサラサラのエアリーフィニッシュに。
洗い流さない設計なのでタオルドライ直後に1〜2プッシュを手のひらでよく伸ばし、中間から毛先に揉み込むと均一に行き渡り、ドライ時間も短縮します。
- 速乾&熱保護:KERASTASE ユイルスブリムN
- 内部補修重視:SINNPURUTE マルチベネフィットオイル
- 軽さ優先:IAU セラムオイル
スタイリング仕上げに最適なセラム&ヘアミルク系
スタイリング仕上げには、粘度が高めで濡れツヤと束感を演出できる“セット力付きオイル”が便利です。
NINE『マルチスタイリングオイル リッチ』はしっかりとしたウエット感を表現しながら、指通りのよい仕上がり。
Maison Orchidee『グロッシーセラム』はシアバター由来エステルで動きを固め過ぎず、パーマのリッジを美しく再現。
PROMILLE OILはケラチン誘導体とバーム成分が配合されており、ハードワックス並みの束感を出しながらシャンプーで簡単にオフできる使用感の良さが光ります。
アイロンやコテ後、手のひらに0.5プッシュ取り体温で伸ばし、表面を撫でるように塗布するとツヤ膜だけを薄く乗せられ、重さで崩れる心配がありません。
ブランド | キープ力 | 質感 |
---|---|---|
NINE | ★★★★☆ | 濡れツヤ重視 |
Maison Orchidee | ★★★☆☆ | ナチュラル束感 |
PROMILLE OIL | ★★★★★ | ハード束感 |
いい匂いが長続きするフレグランスオイル厳選
香り重視派には、トップ〜ラストまで計算されたパフューム設計のオイルがおすすめです。
LOA THE OILは、髪の香水とも言われるように、香水いらずな上品な香りを纏うことができます。特に人気のBLANCHE (ブランシュ)はベルガモット&ジャスミンがフェードした後、ムスクとアンバーが約6時間残留する“長時間フレグランス処方”。
AVEDA『ドライレメディ』はイランイランとゼラニウムを中心に、エッセンシャルオイル100%で深呼吸したくなる自然な香りが魅力。
UTAU『モイストオイルセラム』はダマスクローズを基調に、最後にバニラがほんのり漂うため甘すぎず大人フェミニン。
通勤電車やオフィスでも周囲に迷惑をかけにくい拡散力に抑えられており、香水が苦手な人の“隠れ香水”としても重宝されています。
- 約6時間香りキープ:LOA THE OIL
- 自然派アロマ:AVEDA ドライレメディ
- フェミニンローズ:UTAU モイストオイルセラム
サロン専売品からドラッグストアのプチプラまで価格帯別比較
ヘアオイル市場はサロン専売4,000円超えのハイエンドから1,000円以下で買えるプチプラまで幅広く、処方やサービス内容も大きく異なります。
KERASTASE、OLAPLEX、SUBLIMICなどのサロン専売品は高濃度補修成分や香水級の調香、カウンセリング付きの購入体験が魅力。
一方、ドラッグストアで気軽に手に入るMIINCURLやモイストダイアンは低価格でも熱保護やツヤ出し成分をしっかり配合しコスパ抜群。
自分の予算と求める体験価値を照らし合わせて選ぶことで、満足度は格段にアップします。
サロン専売品の特徴とメリット・デメリット
サロン専売品は美容師が施術に使用することを前提に開発されているため、補修力・香り・安全性がトップクラス。
KERASTASEユイルスブリムNはマルラ油×アルガン油で光反射率が一般品より多い。
OLAPLEXは髪内部の結合を補修・強化し、薬剤施術ダメージを大幅に減らす特許技術を持つ世界的なヘアケアブランド。
しかし価格が高く店舗が限られる、気軽に試せないという弱点も。
定期的にサロンへ通う人なら施術と同時購入で割引されるキャンペーンを活用し、コストと体験価値の両立を図るのがベストです。
- 高濃度成分で効果実感が早い
- プロのカウンセリング付き
- 価格と入手性がネック
ドラッグストアで買えるプチプラ人気ランキング
編集部が全国25店舗で売上と口コミを調査した結果、1位はフィーノ プレミアムタッチセラムオイル、2位はロレアルパリ エルセーヴEX、3位はモイストダイアン パーフェクトビューティーEXという結果に。
いずれも1,500円以下ながら植物性オイルとヒートプロテクト成分をバランス良く配合し、初心者でも扱いやすいテクスチャーが支持を集めています。
香りは万人受けするフローラル系が主流で、テスター設置率が高く購入前に確かめられるのもプチプラ勢の強みです。
順位 | 製品名 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|---|
1 | フィーノ | 1,380円/70mL | ダメージを集中補修 |
2 | エルセーヴEX | 2,189円/100mL | オイルなのにベタつかない |
3 | モイストダイアンEX | 1,400円/100mL | パラベンフリー |
Amazon売れ筋を編集部が実機レビュー
Amazonランキングはセール時期の価格変動が大きいのが特徴。
2025年5月時点でトップを走るのはRefa ロックオイル。
2位はNINE マルチスタイリングオイル リッチ、3位はSINNPURUTE ヒートストラクチャー。
プライム会員なら最速当日配送で切らす心配がないのもEC利用率を後押ししています。
なお偽物リスクを避けるため、出品者がメーカー直営かAmazon倉庫発送かを必ず確認しましょう。
ヘアオイルの効果的な使い方|ツヤ感&キープ力UPのコツ
同じオイルでも塗布タイミングや量を間違えると仕上がりは大違い。
タオルドライで水分を7割取る、手のひらで体温を使いよく伸ばす、毛先から中間へ塗る、粗めコームで均一に行き渡らせる、という4ステップを守るだけでツヤとキープ力が格段に向上します。
またヒートプロテクト系オイルは必ずドライヤー前に、フレグランス系は仕上げにミストするなど、製品ごとに推奨される使い方を守るのが失敗しないコツです。
タオルドライ〜ドライヤーまでの正しい塗布ステップ
1) 吸水性の高いマイクロファイバータオルで優しくプレスし、水滴が垂れない程度まで乾かします。
2) 手のひらにオイルを0.5〜1プッシュ取り、両手を合わせて透明になるまで伸ばします。
3) 髪の内側から毛先へ指を通しながら塗布し、中間→表面の順で重ねます。
4) 粗めコームでとかし均一に広げたら、ドライヤーで根元から乾かし最後に冷風でキューティクルを締めます。
これだけでシリコーンや植物オイルが均一な被膜を形成し、翌朝の広がりを抑えられます。
1回量は何mL?ベタつかない使用量早見表
髪の長さ | 細毛 | 普通毛 | 太毛・多毛 |
---|---|---|---|
ショート | 0.2mL | 0.3mL | 0.5mL |
ミディアム | 0.4mL | 0.6mL | 0.8mL |
ロング | 0.6mL | 0.8mL | 1.0mL |
朝の時短スタイリングでツヤ髪をロックする裏ワザ
寝癖直しスプレーを全体に吹きかけた後、PROMILLE OILを0.3mL掌で伸ばし毛先中心に馴染ませます。
そのままヘアブラシでブローしつつ、最後に冷風を当てるだけでツヤを閉じ込め、ヘアミストとオイル工程をいっぺんに時短可能。
忙しい朝でも3分でサロンクオリティの仕上がりが再現できます。
アイロン使用時のヒートプロテクト重ね技
アイロン前にLOA THE OILを全体に薄く塗布し熱保護膜を作成。
180℃でスタイリング後、NINEマルチオイルライトを表面に0.1mLだけ重ねてコーティングすると、光沢と束感が持続。
重ねてもベタつかない組み合わせとして美容師の間でも定番テクです。
プレゼントに喜ばれるヘアオイルTOP5|ブランド・香り・ml別で選ぶ
ギフト需要が高まる昨今、ヘアオイルは“実用性+高級感+香り”を兼ね備えた万能プレゼントとして人気急上昇中。
KERASTASE、AVEDA、Maison Orchideeはパッケージが映えるうえ香りの満足度も高く、年代や性別を問わず喜ばれます。
使用率と感想をスコア化したTOP5を発表。
香り・デザイン・価格帯ごとに比較できるよう表も用意しました。
プレゼントに選ばれる理由を徹底分析
1) 自分では高くて買わないけれど日常的に使える実用品であること。
2) 香水ほど香りが強くなく職場でも使えること。
3) ボトルデザインが洗面台に置いて映えること。
4) 消耗品なので同じ物が被っても困らないこと。
これらを満たすヘアオイルは“無難だけど特別感”を演出できるため、誕生日や母の日、送別会ギフトとしてリピート率が高いのです。
香り・デザインで選ぶおすすめブランド3選
- Maison Orchidee:蘭の花を大胆にあしらい、洗練されたガラス調ボトルが特徴的な、特別感を重視した高級感のある使用、香りは、日常~仕事・特別なシーンまで対応する「上品さ」と「多層的な変化」
- AVEDA ドライレメディ:アロマブレンドの癒し系、再生紙パッケージでエコ
- KERASTASE クロノロジスト:黒を基調としたラグジュアリーなパッケージと、高級香水「フローラルシプレ」調の深みある香り
価格別(3,000円〜/〜5,000円/プレミアム)比較
価格帯 | ブランド | 容量 |
---|---|---|
3,520円〜 | LOA THE OIL | 30mL |
4,400円 | Maison Orchidee | 100mL |
3,960円〜 | KERASTASE クロノロジスト | 30mL |
よくある質問Q&A|髪質・悩み別のオイル活用術
最後に、読者から多く寄せられる疑問を美容科学の視点で解決します。
オイルが合わない髪質はあるのか、カラー毛に向く成分は何か、男性ならではの頭皮ベタつき問題や定期購入のメリットまで、専門家監修のQ&Aで不安を丸ごと解消。
これを読めば今日から自信を持ってヘアオイルを使いこなせるはずです。
オイルが合わない髪質はある?悩み別FAQ
極度の細毛でボリュームが出にくい人は高粘度オイルを多量に使うとペタッとしやすいですが、ELUJUDA FO、NINEマルチオイルライトなど揮発性シリコーン主体の軽量設計なら問題なく使えます。
頭皮が脂性でベタつく場合は、ティーツリー油配合のNOTTOやsoelを地肌マッサージに活用し皮脂バランスを整えると◎。
カラー・ブリーチ毛の補修に向くオイルは?
OLAPLEX No.7は独自特許成分(ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコール)が髪内部の結合(S-S結合)を再構築し、ダメージを芯から補修・強化します。
SUBLIMIC ワンダーシールドは紫外線やPM2.5など外的ストレスをブロックし退色防止。
Maison Orchidee ティントオイルはブリーチ毛の黄ばみを和らげ、ヘアカラーに深みと奥行きを与える紫色素配合のヘアオイルです。
男性の頭皮ベタつき問題とオイルケアのコツ
皮脂量が多い男性はシャンプー後に頭皮へ直接オイルを塗るのはNG。
ドライ〜スタイリング工程で毛先中心に使い、頭皮にはティーツリーやセージが入ったスカルプエッセンスを併用するのがベストバランスです。